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新社会人にとって仕事が辛く感じる3つの瞬間とその対処法

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新社会人の方にとっては社会人になってから1ヶ月経ち、そろそろ仕事の大変さを感じ始めるころじゃないでしょうか。会社によっては研修中であったり既にバリバリ最前線に放り込まれたりとバラバラでしょうが、おおよそ1ヶ月ほどするとその職場での仕事内容が分かってきて、大変さを痛感することも多いと思います(事実、私はそうでした)

 

ではなぜ、新人にとって仕事は辛く感じることが多いのか?を自身の経験をふまえてまとめてみます。自分や周りの友人が新社会人時代にぶつかった壁は実はあまり仕事や会社によって変わらないと思いますので、これが少しでも仕事で悩む後輩の役に立てば幸いです。

 

 

◆新社会人にとって仕事が辛く感じる3つの瞬間とその対処法

 

 

1.仕事の全体観がつかめてないから全てが突然起きることに見える

新人のころは「この仕事はこんな感じにやるんだろう」と少し見えてきたと思ったら、突然思いもしないトラブルや指摘を受けて怒られたり問題が大きくなってしまったりすることもあると思います。それはひとえに、仕事での経験値が少ないため全体観がつかめておらず、先読みして対処することができないことが原因です。

仕事はなんと言っても『先読みして問題を予防すること』、『周りの人に協力してもらってアウトプットを出すこと』、この2点に尽きると思います。あとは諸々スキルや知識の問題はあれど、そこまで大きな問題になることは少ないかと思いますが、新人のころはこの2つがないことが多い。

ベンチャー企業などでインターンをしてから入社してすぐに活躍している友人などは、やはりインターン時代からすでに自分の担当する仕事を、自分が主担当でなかったとしても、そばで見て「あ、次はこういうことが起きるんだな」と予測できるようになることはとても多きなメリットだと思います。仕事によって、起きるトラブルの種類も異なりますしね。

 

こういう時の対処法は、周りの先輩にとにかく聞きまくることです。自分の頭だけでは足りないのであれば、経験豊富な先輩の頭を使わせてもらいましょう。「自分の仕事のスケジューリングをしてみたんですけど、漏れがないかチェックしてもらえませんか?」や「仕事のtodoを洗い出してみたんですけど、何か見落としてませんか?」などと質問すれば、先輩も協力しやすいと思います。

ただし、ここで「仕事で何をすればいいかわかりません!」などと質問してしまうと、「自分で考えてから来なさい!」と突っ返されると思いますので、自分なりのアウトプットと一緒に行動するようにしてください。

 

2.自分が出したアウトプットが求められているものと違い怒られる

新人のころは主に先輩に指示されたことに基づいて行動し、期待されているアウトプットを出すことがメインの業務になると思います。しかしここでまた起きるのは、自分のアウトプットが「クオリティが低い!」や「求めているものと違う!」などと言われ怒られてしまうことです。

なぜこういうことが起きるのか?それは相手が求めているアウトプットイメージと自分が理解したイメージが異なっているためです。例えば、上司が「このサービスの概要が分かる企画書を作ってほしい」とオーダーしたとします。それを受けて「分かりました!」と即答してはいけません。

まず確認しなければいけないのが、『その資料は何のために必要なのか?』ということ。例えば、

  1. 社内の周りの人向けの簡単でいいからすぐに作ってほしい資料
  2. 社外の人に見せる資料で時間をかけてもいいから作りこんで欲しい

求められているのが1か2のどちらかを認識していないと、こちらが出すべきアウトプットは全く異なってきます。そして仕事において大事なスタンスは、アウトプットは相手が求めている期待値をしっかり把握し、そしてその期待値の120%を出せるように努力することです。これは私が先輩から言われた言葉そのままですが、まさに至言だと今でも思っています。

120%を出すためには、当たり前ですが相手へのヒアリングは欠かせません。遠慮することなくどんどん質問しましょう。忙しそうだったらタイミングを見計らってでもOKです。そして期待値を超えるために必要な情報・データを揃えましょう。自分だけで無理なようだったら周りの他の先輩に質問しても良いでしょう。あなたが良いアウトプットを出すために努力していると伝われば、協力しない先輩はあまりいないと思います。

相手が求めているものの上をいく姿勢、これこそが仕事をする上で周りを差をつける考え方になってくると思います。

 

3.自分のしている仕事で成長できるのか?と不安になる

これは仕事上の問題と言うよりは、自分のキャリアに対する不安だと思います。仕事始めというものはパワポやエクセルなどと格闘して資料作りをしたり、先輩のかばん持ちのようなことから始まることがほとんどでしょう。最初から面白い仕事をやらせてもらえることなんてありませんし、「こんなことやっていて成長しているのかな?」と不安に思うこともあると思います。

でも、たとえ雑用に近いことでも、その仕事を120%の期待値でこなせるようになれば、上司もあなたにいつまでもその仕事を任せていたりはしません。それに資料を作るだけにしても、その資料がどのように使われるのか?どういう目的でいま必要なのか?を考えることで、『上司の期待にこたえるために、自分ができることは何か?』という発想になればそれはもう雑用ではなくなります。

どんな仕事でもそうですが、自分なりに加えられる価値は何か?を意識することはとても大事なことだと思います。そうでなければ、自分がその仕事をする意味がないですからね。

 

以上、いかがだったでしょうか。新社会人にとってはドキッとすることも、ベテランの方には懐かしい部分もあったんじゃないでしょうか。程度の差はあれ、社会人になった人がみな近い経験をしているものだと思います。新社会人のみなさんは誰でも一度は通る道なのだと気を楽にして、1日1日がんばってみてください!

 

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