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不安という感情の正体

人は頑張って生きていればいるほど、不安を抱く生き物なんだと思います。

  • 失敗したらどうしよう
  • 今までの頑張りがムダになったらどうしよう
  • 傷付きたくない

などなど、生きていると必ず不安というものと闘わなければいけないと思います。しかしここで大事なことは、不安という感情はなぜ生まれるのでしょう?もっと言えば、不安とよく似た『恐怖』という感情とはどう違うのでしょうか?

不安という感情の正体

このポイントを考える時、この記事が参考になります。

“不安”と“恐怖”を明確にして、不安を解消する

この記事によると、不安と恐怖の違いはこのように定義されてます。

"恐怖と不安の違いは、対象がはっきりしているか、していないかです。対象がはっきりしないときに不安になります。恐怖は対象がはっきりしているときの感情です。借金取りが来ると分かっていたら恐怖だし、あの社長が来ると分かっていたら恐怖です。

 不安は、分からないから不安になるのです。いくらかかるか、分からないと不安になるので、いくらでお金が尽きると分かったときは、不安は減ります。そして、それに対して、ちょっと交際費を削ろうとか、もう少し給料を上げるようにがんばろうなどと対策を取ればいいのです。"

 

つまり、不安に感じる原因を明確に捉えることができれば、それは恐怖になります。そして恐怖になれば、対策を打つことができます。それは漠然とした不安に心が蝕まれることはなくなり、後は立ち向かうだけという心理状況に持っていくことができます。

不安から逃げたらとことん怖くなります。逃げたら、不安という亡霊はコントロールがきかないくらいに膨れ上がり、後から立ち向かうにはもっともっと手強い相手になり、再起不可能になってしまうかもしれません。

不安に思うことがあれば、その原因を探りましょう。自分で分析するのもいいし、誰かに相談をしてアドバイスをもらうのも良いでしょう。原因が分かれば、後は立ち向かうだけです。それはそれで怖いことかもしれませんが、漠然とした不安に苦しみ続けるよりかは遥かに健康的で建設的です。

 

私の好きな本の『夢をかなえるゾウ2』という本に、こんな台詞がありました。

『不安になったとき、僕はすぐにそこから逃げ出そうと考えてしまう。でも、逃げようとすればするほど不安は大きくなっていく。そうではなく、思い切って不安の中に飛び込んで自分のできる限りのことをしていると、不安はまるで幻だったかのように消える瞬間がある。

不安に実態はない。自分の不安に対する姿勢が、そのまま不安の大きさを決める。だから、僕みたいに不安を感じやすい人間は、不安を感じたときこそ、前に出なければならないんだ。』

 

不安に思うことがあれば、まずは行動してみましょう。その結果、傷つくこともあるかもしれませんが、傷つくかもとビクビク怯え続けるよりはよほど良いでしょう。自戒を込めて、不安という名の『亡霊』に怯えないように立ち向かっていこうと思います。

 

 

夢をかなえるゾウ 文庫版

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