仕事における”成長”とは、結局のところ何なのでしょう?ベテランビジネスパーソンはもちろん、若手ビジネスパーソンにとっても早く成長をして結果を残せるようになることは最重要課題でしょう。しかし、つまるところ”成長する”とは何でしょうか?何をもって”成長した”と言えるのでしょうか?
仕事の成長とは”当たり前のレベル”を上げること
成長すること。それは、自分の中での”当たり前レベル”を上げることです。これはつまり、どういうことか。例えば、社会人になりたての人にとってクライアントにメール連絡をするだけでも文章が間違えてないか、失礼な表現はないかなどドキドキしながら送ったりした経験を少なからず皆さんも経験されているんじゃないでしょうか。
ですが、1年もすればメールをするくらいであれば数分で同じクオリティ、もしくはそれ以上の文章をパッと作ることができるようになります。これこそが、”当たり前のレベル”が上がったことに他なりません。
つまり、自分にとって当たり前にできることの量と質を上げていくことこそが成長なのです。最初は「こんなこと、できっこない!」と思っていたことが、練習と経験を積むことでいつの間にか普通にできるようになるという経験は誰にでもあるでしょう。これはスポーツや勉強などあらゆることに当てはまると思います。
成長とはつまり、練度を上げること。その結果、これまで出来なかったことや出来るまでに時間がかかっていたことが圧倒的に短い時間で、しかも高いクオリティを出せるようになる。この繰り返しこそが、成長なのだと思います。
成長=生産量の向上×成果物の質向上
例:メールの文章が短時間で、相手に理解される文章が作れるようになる
企画書が短時間で、通りやすいものを作れるようになる
打ち合わせがより短時間で多くの議題について話し決定できるようになる
いかに量と質をあげ、かけ算することで最大化できるか。逆にいつまで経っても自分の中の”当たり前レベル”が上がってないと感じたら、もしかしたら成長が止まってしまっているかもしれませんね。自戒を込めて、気をつけていきたいと思います。