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自分の才能(強み)が分かる『ストレングス・ファインダー』の2回目を受けてみたら驚きの結果に!

以前に本ブログでも自分だけの才能を見つける診断ツールであるストレングス・ファインダーを紹介したことがありますが、今回たまたま2回目を受ける機会があったので初回の結果とどのような違いがあったのか、それぞれどう活用するべきかをまとめてみました。

 

 ◆ストレングス・ファインダーとは

そもそもストレングス・ファインダーとは、すべての人が持っている才能を34の資質に分類し、上位5つの強みを判定してくれる診断テストのことです。約30分ほどのテストに対して感じたことを直感で回答していくもので、性格診断テストに近いイメージですね。

・ 34の強み一覧

アレンジ 運命思考 回復志向 学習欲
活発性 共感性 競争性 規律性
原点思考 公平性 個別化 コミュニケーション
最上志向 自我 自己確信 社交性
収集心 指令性 慎重さ 信念
親密性 成長促進 責任感 戦略性
達成欲 着想 調和性 適応性
内省 分析思考 包含 ポジティブ
未来志向 目標志向

 

 ◆ストレングス・ファインダー2回目を受けた結果

さて、私が最初にストレングス・ファインダーを受けたのは約1年前でした。その時も会社で紹介されて知り、受けてみることになったのですが、今回たまたま別に新しく受験する機会があったので2回目を受けてみることにしました。

過去記事自分が結果を出しやすい分野を見つけられる『ストレングス・ファインダー』で自分だけの強み(=才能)を知る方法

 

まず始めに、1回目の診断結果はこちらでした。

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どうやら私にはこのような強みがあるそうです。 これが2回目を受けた時にどう変わったか。結果はこうなりました。

 

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赤く下線を引いたものが、1回目には出なかった強みです。5つ中3つが順位は違えどそのまま、2つが別の強みと入れ替わった結果になりました。3/5の的中率なら診断テストとしては中々に正確なのではないかと個人的には思います。

この結果がテストを受けた時のメンタル状況によって変わってくるのでは?と思いましたが、ストレングス・ファインダーの公式ページにあるFAQによると、下記のように説明されていました。

あなたの気分は、Clifton StrengthsFinderの結果にほとんど影響しません。これは、同じ人に1か月後の異なる機会に同じ評価を再度受けてもらうことでわかったことですが、気分が前回とは異なる可能性があっても、各人の結果は初回ときわめて一貫していました。Gallupの調査によると、初回と二回目のテストの相関関係は、0.60~0.80でした。これは、あなたの気分が回答にまったく影響しないということではなく、Clifton StrengthsFinderがあなたの気分を効果的に分析し、思考、感情、行動の最も強力なパターンを明らかにしていることを表しています。

 

つまりは、2回目でも1回目とそんなに変わりはないよ、ということらしいですね。さすが世界で最も受けられている強み発見テスト、噂に違わない内容のようです。ちなみに今回の結果で1,2回とも1位になった『戦略性』はこのような強みのようです。

戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。これは学習できるスキルではありません。これは特異な考え方であり、物事に対する特殊な見方です。他の人には単に複雑さとしか見えない時でも、あなたにはこの資質によってパターンが見えます。

これらを意識して、あなたはあらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像し、常に「こうなったらどうなる? では、こうなったらどうなる?」と自問します。このような繰り返しによって、先を読むことができるのです。そして、あなたは起こる可能性のある障害の危険性を正確に予測することができます。それぞれの道筋の先にある状況が解かることで、あなたは道筋を選び始めます。行き止まりの道をあなたは切り捨てます。まともに抵抗を受ける道を排除します。混乱に巻き込まれる道を捨て去ります。

そして、選ばれた道――すなわちあなたの戦略――にたどり着くまで、あなたは選択と切り捨てを繰り返します。そしてこの戦略を武器として先へ進みます。これが、あなたの戦略性という資質の役割です:問いかけ、選抜し、行動するのです。

 

 このような説明が、強み5つそれぞれに表示され、どのように活かしたら良いかが本に記載されています。

◆自分の強みを知ることも大事だけど、強みをどう活かすかがもっと大事

ストレングス・ファインダーの本の中にこのような説明があります。

もちろん、この34の資質は人間の特質すべてをとらえているわけではない。人の多様性にはかぎりがなく、そのすべてを分類するのは不可能だ。

しかし、この34の資質は、ピアノの88の鍵盤に似ている。鍵盤を1つずつたたいているだけでは、弾ける曲はかぎられるが、いくつもの鍵盤を組み合わせれば、モーツァルトからマドンナまで、あらゆるジャンルの曲を演奏することができる。

 

ストレングス・ファインダーによって自分の強みが5つ診断されますが、この5つを知ることは始まりにすぎません。大事なのは、自分の強みを知った後にどう活かすか。仕事やプライベート、交友関係や趣味などでどう自分の強みを活かし、周りの人の役に立てるか。自分が自分らしく生きれるか。それが最も大事なことなのでしょう。 

今回の結果で私も3つの強みは変わらないという結果になったので、普段は自分では全く意識しませんがまぁこういう強みがあるのかもしれないと受け止め、これをどう活かすか考えていこうと思います。ちなみに5つの強みが全て同じ人が出現する確率は330万分の1とのこと。だからこそ”自分だけの”強みなのでしょう。

 

 

◆ストレングス・ファインダーを受けるには

ストレングス・ファインダーは本を買うとIDが巻末に付いているので、それをwebサイトにアクセスして入力すると受験することができます。ただし、中古で買うとIDが既に使われている可能性が高いので新品を買うようにしましょう。

 

 また、会社で部下に受けさせたい、どのように活かすべきかを更に知りたい方は続編である『ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
』という本もあるので、管理職の方などはこちらを読んでも良いと思います。こちらにもストレングス・ファインダー受験のためのIDが同封されていますので。

 

 

この本にも書いてありますが、本当の強みというのは自分にとって自然すぎて特に意識をしないレベルのものであることが多いそうです。例えば私も戦略性という強みを普段は意識しませんが、確かに周りの人を見ていると「なんでこう考えないんだろう?」と思うこともしばしばあるので、実は戦略的に考えられることが自分にとっての大きな強みだったのかもしれません。自分の才能は何かを知ることで日々の生活に活かしていきたいですね。