もうApple Musicなんて使わないよ絶対

AWAやLINE MUSIC、Apple Musicと音楽ストリーミングのアプリが人気ですが、音楽好きな自分としては色々と使っているうちに感じたことがあったのでまとめてみました。

音楽好きにとって重要なことは何か？

まず私の音楽バックグラウンドを簡単に説明すると、iPodに入っている曲数は5000曲ほど、メインはJ-POPと洋楽（Rock,Punk,Popsが多い）がほとんどで、流行りの曲が好きというよりは初期のスピッツやGLAYが好きだったり、テイラー・スウィフトよりセックス・ピストルズやビリー・ジョエルなどが好きだったりします。

なので、いろいろな音楽を"割と"知っている方で、専門家ではないですが幅広くなんでも聴く雑食なタイプです。

さて、そんな私のような音楽好きが最も音楽系アプリに求めるもの。それは自分の音楽のウンチクを発揮したい。これに尽きます。

本当に音楽好きな人だとアーティストや曲ではなくレーベルで曲をチェックしていたり、一般的にメジャーな曲よりもCDのB面にある曲が好きだったりします。こういった"あんまり知られてないけど良曲"を人に語りたい、そういう人が多い気がします。

なので、実際に音楽系アプリで重要なのはプレイリストを作ってシェアする機能ということになります。自分だけのオリジナルなプレイリストを世の人に知ってもらいたい、そう思う人は多いでしょう。

プレイリストを作れば作るほどサービス乗り換えしにくくなる

私のiPodには100ほどのプレイリストがあり、それぞれジャンルや気分などによって違う曲を楽しんでいました。でもこれ、プレイリストを作るのってけっこうハードルが高いんですよね…

まず、プレイリストを作れるくらい曲をいろいろ知っていなければいけない。次に、そのプレイリストを1曲ずつ追加して作成する手間がかかる。なので、音楽が好きでこだわりがなければプレイリストというものはあまり必要ない機能なのかもしれません。

そしてこういった手間をかけて作ったプレイリストは、やっぱり愛着がわくんですよね。何度も聴いているうちに「あ、この曲の次はあの曲だな」と分かるようになってきたり、自分が聴きたい順番に調整もできるので使い勝手もよく快適です。

なので、最初に使ったサービスでプレイリストを作りまくると、同じ手間を別のサービスでする気にはとてもなれないので、自然と乗り換える意欲がなくなります。要は、使い込めば使い込むほど乗り換える理由がなくなるということですね。

これはサービス運営者からしたらサービスへの慣れ以上に大きな点です。なぜなら、この理屈で言えば音楽好きは最初にプレイリストを作ったサービスから離れにくくなるのですからね。

ちなみに私も最近は音楽ストリーミングサービスはもっぱらAWAしか使わなくなったのですが、この理由が大きかったです。最初にプレイリストをいろいろ作ってしまったので、いまさらLINE MUSICやApple Musicで作りなおす気になれないんですね。

プレイリストを作るくらい音楽をいろいろ知らない人にとってはApple MusicのGeniusとかレコメンド機能というのは便利なのかもしれません。でも、音楽をある程度知っている人にとっては別に余計なことしてくれなくても好きなもの聴くし！って感じなんだと思います。

プレイリストを公開してリアクションがあると楽しい！

別に音楽ストリーミングアプリも好きな音楽が聴ければ何でもいいんですが、AWAを使って面白いのがプレイリストを公開して他のユーザーがお気に入り追加してくれるのが楽しいんですね。

これFacebookの投稿にいいね！が付くのと似ているなと思っていて、自分がしたことに誰かがリアクションしてくれるのってやっぱり嬉しいものです。特にプレイリストは自分なりの好きな音楽がギッシリ詰まってるわけですから、好きなものをお気に入りしてくれたらやっぱりテンション上がるわけです。

iPodのプレイリストをそのままソーシャルシェアできる機能がこれまでになかったのが不思議なくらい、確かにプレイリストのシェアって楽しいんですよね。ヒマがあるとついプレイリストを作ってしまう自分がいます。